2009年7月29日水曜日

米USスチール第2四半期は3.92億ドルの純損失、第3四半期も赤字の見通し

[ニューヨーク 28日 ロイター] 米鉄鋼大手USスチールが28日発表した第2・四半期決算は、純損益が3億9200万ドル(1株当たり2.92ドル)の赤字となった。赤字は2四半期連続。  第3・四半期には全部門が赤字となるとの見通しを示した。  前年同期は6億6800万ドル(同5.65ドル)だった。  一時項目を除く1株損失は3.28ドル。ロイター・エスティメーツがまとめたアナリスト予想平均は1株当たり3.45ドルの損失だった。  売上高は約75%減の21億3000万ドル。アナリスト予想は23億6000万ドルだった。  2008年からの不況を背景とした鉄鋼需要の低迷で、稼働率は50%以下に落ち込んでいる。同社は受注は増加したものの、全体的な需要や景気回復の見通しは不透明だとした。  ジョン・スルマ最高経営責任者(CEO)は声明で「受注状況や稼働率は依然非常に低水準で、スポット市場では値崩れが見られ、遊休設備の経費負担が継続している」とし「第3・四半期には各部門で営業損失を計上する見通し」だと語った。

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