2009年7月29日水曜日

7/29欧州株式市場=反落、銀行株・BPの下げや米消費者信頼感低下が圧迫

[ロンドン 28日 ロイター] 欧州株式市場は反落。ドイツ銀行が売られ銀行株全体を押し下げたほか、BPの減益決算を受けエネルギー株が売られた。  7月の米消費者信頼感指数が予想以上に低下したことも相場を圧迫した。他の米指標では5月のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)/ケース・シラー住宅価格指数が前月比で約3年ぶりに上昇したものの、信頼感指数の低下に打ち消された。  FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は8.73ポイント(0.96%)安の902.85。  DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は28.33ポイント(1.09%)安の2573.08。  銀行株の下げが目立った。ドイツ銀行は11%超下落。第2・四半期決算で純利益が約70%増加したものの、不良資産に対する引当金が大幅に増加したことを嫌気した。  BNPパリバ、クレディ・スイス、UBS 、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド、ポストバンクが2.8─5.5%安。  一方、スペインのBBVAは逆行高し、4.5%高。上期にコア資本が7.1%に拡大したことを発表した。  BPは3.1%安。第2・四半期の純利益(再調達原価ベース)は53%減少した。2009年の経費削減目標については50%引き下げ30億ドルとする計画を明らかにした。  BGグループ、トタル、スタトイル・ハイドロは2.1─2.8%安。  鉱山株も売られた。エクストラータは上期生産高が堅調だったものの、6.5%安。アングロ・アメリカン、BHPビリトン、リオ・ティント、ユーラシアン・ナチュラル・リソーシズは3.1─6.9%安。  カナダ・ライフのファンドマネジャー、マーク・ボン氏は「最近の上昇局面で出遅れていた銘柄が一部買われ、最近堅調だった銘柄に利食い売りが出た」と指摘した。  

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